月白 Drawstring bag
¥19,000
SOLD OUT
骨董店で見つけた籠の形からインスピレーションを受けて制作した巾着バッグです。
骨董品の籠は、丸みを帯びた角のような四つ底で、置かれた時に籠全体が少し宙に浮くような美しい形を保っているように見えました。
その丸みを、革で再現できないか。
検討を重ね、革を曲線に縫い合わせて裏返す工法で再現したのがこの巾着バッグです。
置いたときも形が崩れず、置物のように端正にそこにある、美しいフォルムを保つようにデザインしました。
さらに調べると、その籠は茶会で使われる生け花の花器であることが分かり、そこから茶道で茶器を保管する「仕覆」という入れ物に着目しました。
底付け、綿入れ、紐付けは、その制作方法を取入れています。
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仕覆は、抹茶を入れる茶入を包む袋として、室町時代からつくられるようになったそうです。
それから現代に至るまで、道具を美しく保管し、大切に扱いたいという想いから、茶道具一つ一つの形状に合わせて、手で作り続けられています。
そこに学ぶことで、この巾着バッグも、使ってくださる方の大切な日常の品々が美しく仕舞われる入れ物になれるようにデザインしています。
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【LAUNDERED / ランダード】
●素材:牛革
●サイズ:W22(内寸20) × D22 × H23(cm)












※水の使用を最小限にした製法で制作された革のため、表面に写真のような細かい傷がございます。可能な限り傷を除けておりますが、予めご了承ください。